094 ないところのネジ(8/18〜9/2)


8月18日
ひさびさにランニングをする。
というのも、実家から帰ったあと、なかなか顔と身体のむくみがとれず、
なんかそれがものすごく気になってきてスッキリさせたくて走った。

わたしは学生のときに無理なダイエットをして摂食障害になったことがあるのだけれど、その時代に強烈な運動強迫があって、それが今でも完全には消えていない。
消えていないことをダメだとは思っていないけれど(こういう完全欲がわたしの資質でもあるんだろうなあ…と)、やっぱりこういう心の問題は根深くて、当時の具体的な症状が落ち着いた今でも、自分の外見が気になって苦しくなることがある。



8月19日
朝起きて、昨日ひさびさに走ったのに筋肉痛になっていない…(°▽°)と思ったけれど、夜にはふくらはぎが肉ばなれのようになって撃沈。



8月20日
本日、32歳になりました。

とんでもない雷。稲妻がはっきりと見えた。

ドキュメンタリー映画「行き止まりの世界に生まれて」を見る。
黒人のキアーが父親の墓を見つけて泣く場面はわたしも泣いた。
この世の幸不幸ってほんとうにわからないというか、悲惨に見える現実のなかにも希望はあり、平和に見える現実のなかにも絶望はある。



8月22日
鶴見済さんという方のブログ、おもしろくてたくさん読む。
「不適応者の居場所」というものを開催されていて、それがほんとうに良い取り組みだなあと思った。
自分も真似してやってみたいほど。

校正関係の仕事に一気に応募する。
(9月15日現在、ほぼ返信なし、あっても依頼なし)



8月23日
ボールペン(ジェットストリーム)のインクがまだあるのに、書けなくなる件。
ずっとなんでだろうと思っていたのだけれど原因がわかった。
100均のふせんに文字を書くと、ペン先に紙粉が詰まってダメになるみたい。



8月26日
ベローチェのモーニングセットAのツナサンドがおいしい。
謎のソース(あとで調べたらオリーブソースだとわかった)がおいしい。



8月27日
お茶の井ヶ田で桑茶(粉末)を買った。
これ、飲むとお腹がいっぱいになる感じがあって不思議だなと思って調べたら、血糖値抑制効果?のようなものがあるらしい。

追記:
その後、低血糖ぽくなったので飲むのを控える。いつもそうなのだけれどお茶とか薬とか効能があるものを摂ると効きすぎてしまう体質。



8月28日
蚊に刺されが水ぶくれになり汁が出てきたので、とびひにならないよう絆創膏を貼ったら、その絆創膏でかぶれて、そのかぶれたところからも汁が出てきてすっごく最悪な感じ。

インベカヲリ★さん(昔から好きなアーティスト)の幻冬舎plusの記事で
「誰にも理解されない幸福より、他人に羨ましがられるものを選ぶほうが手っ取り早いのである」
と書いてあり、自分の心に問わざるをえない気持ちになった。
「借りものの欲望でいいのだろうか」

ダンス教室に向かう道の途中にある神社が風鈴と提灯でかわいらしく飾られてあった。

どうぶつさんたちだいしゅうごうだわいわい




8月29日
ぐったりモード。
毎月1週間くらいはこのぐったりモードがやってくる。
無職のプレッシャーからか会社に入る夢をみる。



9月1日
「致命傷」のほんとうの意味するところを考えた。
文字どおりの「命を失うこと」を指すのだろうか。
命を失うことを徹底的に防ごうとするならば、一歩も家から出ず、すこしでもリスクのあることは避け、じっとしていることが正解のように見えるけれど、ほんとうの致命傷はなんだろう、むしろそうやって自分の生きる力を信じられなかったことそのものが致命傷なのではないか。
物事を選択するとき、何が自分にとってほんとうの致命傷なのか、まやかしではない答えをもちたいものである。 



9月2日
「鉄コン筋クリート」という映画を見た。
クロとシロという兄弟のような関係性不明の子どもが出てくる。
クロとシロは肉体的には分離した二人の人間として登場しているが、内面的にはクロはシロであり、シロはクロであるという、陰陽の世界を表現しており、それが映画のテーマとなっている。のだけれど紹介したいのはそこではなくて、映画の途中でシロが言うセリフ。

シロ:シロ、いっぱいネジないの
サワダ(シロを保護している刑事):ネジって?
シロ:こころのネジ。失敗してんの。神さま、いーっぱい
サワダ:失敗?
シロ:クロもね、いっぱいネジないの。こころのネジ
サワダ:クロも失敗しちゃったんか、神さま
シロ:そ。でもクロのないところのネジ、シロがもってた。シロがぜーんぶもってた!

わたしはこのセリフを聞いたとき、人が人と出会う意味、人の不完全性、この世には誰一人として同じ人間がいないことの意味するところ、そんなことを一気に考えた。
人は自分の欠けているネジを埋めて完全な人間になることを求めてしまうけれど、それでは他者とはつながれない。不完全な存在だからこそ他者とつながれるんだと思った。


(つづく)