048 週報:困惑や屈辱のなかで磨き抜かれる宝石(10/12~10/18)


10月12日
歩いて歩いて味噌を買いに。佐藤麹味噌醤油店というお店。1kg1050円でなかなかのお値段だけれど味はいかほどに。
(素材の味を感じる、すっきりした味噌でおいしゅうございました)



10月13日
母とリサイクルショップ巡り。わたくし冷蔵庫がほしいのです。今使っているのは1ドアの小型冷蔵庫で、定期的に霜取りをしなくてはならず、もう限界なのです。
しかしめぼしい冷蔵庫はなく、リサイクルショップで買ったのはデスクライト(55円。ゴジュウゴエン)だけだった。
生協で冬用のパジャマも買う。(何年着たかわからない、愛用していた無印良品のフランネルパジャマが2着破けたので…)

夜、きゅうりのぬかづけを食べたら、舌がビリビリッとしびれた。調べると過剰発酵による炭酸ガスが原因だそうな。たしかに最近ぬか床がふかふかしていたからなあ…
ビリビリきゅうり。害はないようなので食べる。



10月14日
一息つきたいところをぐっと我慢して仕事の勉強。



10月15日
仕事。

会社のビルで流れている音楽(有線放送?)の曲名がわからずモヤモヤする。
洋楽でサビが「ミソレド♪ミソレド♪ミソレドララミファミミレ♪」(移動ド。キーは不明)のような曲…
ご存知の方、教えてくれたまふ…



10月16日
ほぼ日刊イトイ新聞の記事「時間が戻るって、ほんとうですか? 高水裕一さんに訊く、時間とタイムトラベルと宇宙のこと。」をぐうぜん見つけ、読みふける。おもしろすぎる。



10月17日
どちらかというとわたしは「仕事(に限らずいろいろなこと)は目で見て盗め、この野郎」な環境で育ったこともあって、手取り足取り教えられている新人なんかを見ると、ずるいなあ、大事にされて。と思うのだけれど、ほんとうにそうなのかな? と思ったのが今日。

わたしが今持っている知識や技術は、さまざまの困惑や屈辱のなかで磨き抜かれた宝石なのではないか? と思ったのである。身を研磨され、痛みはあったけれど、そのぶん輝きが増したのだ。もしやわらかい布でやさしく撫でられた石だったなら、それは凡庸なものでしかないのではないか。



10月18日
(と、大口を叩いていたからなのか)悲劇が。
朝、キッチンの排水口に掃除用のブラシを落としたのである。歯ブラシよりは小さいけれど、排水管にこんな物が詰まったら、まずいのでは!? と大慌て。
仕事の合間にマンションの管理会社に電話し、業者を手配してもらう。

で、夕方。業者の方が排水管を見てくださる様子を祈るように見つめるわたし。
「ずいぶん奥にあるなあ…」とつぶやく業者。排水管を分解するも、取れる気配はない。
その後、水をどばどば流し、排水の流れをたしかめる業者。
業:「流れには問題ないので」
私:「はあ…」
業:「もし流れが悪くなったら、そのときに方法を考える、という感じで」
私:「そのときは大がかりな分解作業になるのでしょうか…」
業:「う〜ん、分解したとしても(排水管を)元の状態に戻せるかわからないです」
私:「はあ…」

去る業者。排水管に残されたままの掃除ブラシ。
なにも解決していないけれど、ひとまずホッとしたわたし。


(つづく)