066 週報:裁けないわたしたち(5/21~5/29)


5月21日
小松菜の塩漬けをつくる。切って塩をふったものをジッパー袋に入れて冷蔵庫で寝かせただけなのだけれど、おいしくできた。

映画2本みる。
セインツという映画がよかった。映像がずっとうつくしく、淡々としているところがかえって切なくて泣けた。



5月22日
ホラー映画をみていたら気絶するように寝落ちしてしまう。ものすごい美少女が出てくる映画だった。



5月23日
ブログの収益化について考える。
このブログを運営しはじめたのは4年前(だったのか…と今確かめておどろいている)ですが、収益化はせずサーバー代を払いつづけてきた。
収益化しなかったのは、広告ベタベタ貼るのがいやだったし、こういうブログでおこづかい稼ぎすると興ざめされると思っていたから。
けれどやっぱり赤字のまま運営するのはちょっと…と最近思い直したのですね。

で、まずはAmazonアソシエイト・プログラムに申請してみました。ブログの訪問者の方がわたしが紹介した商品のリンクを踏んでAmazonでお買い物するとわたしに紹介料が入るというプログラム。しかしこのプログラム、開始から180日以内に3件の紹介実績がないと審査されないようなのです。
なので…もしよろしければ…こちらのわたしが愛用しているシャンプーのリンクを踏んで、Amazonでお買い物していただけないでしょうか…(シャンプーじゃなくていいのです。どうか必要なものを…)
(ちなみにほしいものリストもあります…)



5月24日
映画いろいろみる。タイ・シェリダンという俳優が最近のわたしのヒットで(演技がいい)、今日みたナイト・ウォッチャーという映画でも演技がすばらしかった。彼が演じるアスペルガー症候群の青年が、恋心いだく女性に “I could be your lifeguard” と言うシーンとか、その女性が男に乱暴されるのを見て、身体の底から絶叫するシーンとか、胸にくるものがあった。ちょっとフォレスト・ガンプを彷彿とさせるような。しかし悲しいかな女性はいつだって乱暴する男のほうを選んでしまうんですね。



5月25日
香港映画が好きで、ウォン・カーウァイ作品なんかはけっこうみたのだけれど、「インファナル・アフェア」、こんなおもしろい作品があったとは…。
3部作の映画で、すべて視聴すると5時間半くらいあるのですが、あまりのおもしろさにわたしは2回みました。
人間の罪深さを描いた映画。しかしその描かれ方がため息もの。
青年ラウがマリーという女との出会いをきっかけに罪を重ねていき、自滅の道へと進んでいく。しかしそんな“善人になれなかった”彼を、わたしたちはたんに因果応報の戒めだと裁くことができようか…。
いや、できないでしょう。彼の“ラウ”を撃ったときの涙を見たとき、すくなくともわたしはわたし自身の中にいる“ラウ”を見出さざるを得なかったからです。



5月26日
仕事。キャベツの塩漬けをつくってみたが、やはり小松菜のほうがおいしい。



5月27日
同じフリー校正者の方からわたしが初校を担当したゲラを見て参考になったとお礼を言われ、(わたしのゲラがほんとうに参考に値するのかという議論は棚に上げといたとして)こういうときにお礼を言う彼女はすばらしいなあと思った。わたしのゲラを見れるということはわたしのスキルを盗めるということであり、(わたしのスキルが盗むに値するのかという議論は棚に上げといたとして)それが彼女にとって当たり前のことではないと彼女はちゃんと理解しているんですね。



5月28日
30年以上生きてきた今、感じるのは、もう自分を偽ったりごまかしたりするのに限界がきているということ。20代はウソつきまくりの人生だったように思う。ウソをつかないと生きてゆけないと思っていたから。



5月29日
仕事帰りに買い物していたら、くちぱっちの巾着袋を手に提げた女性を見かける。かわいかった。


(つづく)