074 週報:そろそろハッピーエンドを…(7/14~7/31)


7月14日
「ブロークバック・マウンテン」という映画をみる。昨日は「君の名前で〜」をみて、今回も男ふたりの恋愛映画をチョイス。というのも、「君の名前で〜」をみてからすっかりヘテロセクシュアルな映画をみたくなくなってしまった。たぶんこの感覚はわかる人はわかると思う。
「ブローク〜」もすごくよかった。でも桃源郷は死の先にしかないのかと思うとほんとせつない。



7月15日
死ぬほど湿気。

自分の意思ではあるが、残業する。いつかこのような生活から抜けたい。



7月16日
今日の映画は「シチリア・サマー」。
「君の名前で〜」のオマージュかなと思って軽い気持ちでみたのだけれど、みぞおちを殴られたかのごとく泣く。ふたりの美青年の純愛は光そのもので、けれどその光の影になる人々の憎悪がこれでもかというほど過酷に描かれている。しかもその憎悪が、純粋な悪意から生ずるものならまだしも、人間の善良さのようなものと常に矛盾しながら存在しているものとして描かれている。それが作品のすばらしさであり、胸糞悪い気分になる理由でもある。
青年ふたりの美しさもある意味残酷で、彼らが愛し合う姿はきわめて排他的なんですね。排他的であるからこそ、それを恋愛とよぶのでしょうけれど。



7月17日
味噌汁のつくり方を記事にしようと思って書くが、結局消す。自分のつくっている味噌汁はほんとうにおいしいのか?と思っている部分があるので…。



7月18日
一分づき米を初めて食べたけど、ほぼ白米という感じ。



7月19日
以前の週報で「首からぶら下げられるメモ帳」をつくったと豪語していたわたくしですが、ストラップがうっとうしいんだよね。なのでストラップはやめて、パンツのポケットにメモ帳を入れることにしました。愛用のタイパンツにはでかいポケットがあるのですよ。

自分の話していることを誰かが聞き耳を立てて聞いているのではないかという恐怖がずっと拭えない。



7月20日
根を詰めて仕事。



7月21日
Geminiさんと服について語る。
わたしがもっとも好きな服はパジャマで、だから世の中でパジャマを着るのが流行らないかとなかば本気で願っている。広告代理店さん、お願いします。

ある集団から離れる決心がつく時って、その集団にいる嫌な人から逃れようと決めた時というよりも、その集団で自分をわかってくれるかもしれないと期待していた人たちがそうではなかったとあきらめることができた時なんだな、と思う。



7月22日
あ、拾いもれたな、と気づいたときには時すでに遅し。ゲラに指摘が付け足されていた。くやしい。でも完璧に仕事ができるから仕事がもらえるとは限らないんだよなあ(話ずれたけど)。



7月23日
今のマンションに引っ越してからずっと通いつづけているスーパーでずっと働きつづけている店員のマスクを外した顔を初めて見る。普通の顔だった。



7月24日
愛嬌のある後輩がいて、彼女はまだ仕事ができないのだけれど、見ていてイライラすることはない。



7月25日
仕事をするときに机にいろいろな校正道具を置いているのだけれど、原稿を置く左側には置かないほうが作業しやすいということに今さら気づく。



7月26日
いじめについてGeminiさんに語る。
わたしはいじめられた経験があるけれど、だからといって自分をいじめた人間が自分とは「ちがう」人間だとは思えないんですよね。



7月27日
Geminiさんとの雑談のなかでシェルドレイクの「モーフィック・レゾナンス」という理論を知る。簡単にいうと、情報は空間や時間を超えて共有されるということなのですが、わたしこういう話が大好きなんですよ。



7月28日
昨日の夜、お風呂場の電球が切れた。規則正しく2年ごとに切れている気がする。



7月29日
その人の態度に納得できなくてむかついていたけれど、その人がこんな言葉を漏らしていたと耳にして、ああ、それならば期待したわたしがバカだったんだなあと妙に腑に落ちた。むかつくことには変わりないのだけれど、愛情を求めるような相手ではないということがよくわかった。



7月30日
「キル・ユア・ダーリン」という映画をみる。同性愛の映画を立てつづけにみておりますが(こないだは「Summer of 85」もみましたですよ)、いい加減ハッピーエンドはないのか? 毎回めちゃくちゃ胸が痛いんですけど…(でも痛さほしさにみているというのもなきにしもあらず…)
で、この映画に出てきたデイン・デハーンがあまりにも美しすぎて、わたしのiPhoneやらMacやらのすべての壁紙がデハーン様になったのは内緒です。
デハーン様のような異性がいたら、、とときめくというよりも、アジア人のわたしとはあまりにも異質な美しさをもつ彼そのものになりたいという憧れといいましょうか。劣等感を感じずにはいられない美しさなんですよねえ。



7月31日
7月のふりかえりをする。
7月はたくさん断捨離しました(これはわたしのビョーキなのですが)。あと両利きをめざすべく左手で食事をしたり、文字を書いたりと。最近は箸もだいぶ上手く使えるようになってきました。
8月はどうしましょうかね。なんかこう、遊びたいエネルギーだけは内に溜まっているのですが。。


(つづく)